日本に逆転負けのドイツは59%から20%へダウン

 カタール・ワールドカップ(W杯)は現地時間11月24日までの試合で全32チームがグループリーグ第1戦を終えた。E組の日本代表は優勝4回を誇るドイツ代表に2-1で逆転勝利を収める大金星を挙げた。これにより日本の評価は急激に高まっており、米スポーツデータ会社「グレースノート」の予測によれば、日本の決勝トーナメント進出の可能性は開幕前39%から77%まで上がったという。

 この予測は100万回以上のシミュレーションに基づいて行われたものとされ、各試合の結果を受けて新しい予測が更新される。開幕前の時点で日本の決勝トーナメント可能性は39%だった。同組ではスペイン代表が72%、ドイツが59%、コスタリカ代表が30%となっており、日本は3番手のポジションだった。

 しかし、初戦でドイツ相手に金星を挙げたことで状況は一変。現時点での日本の決勝トーナメント進出確率は77%まで跳ね上がっている。コスタリカを7-0で下したスペインも72%から90%まで上昇。その一方で、敗れた2チームについてはドイツが59%から20%、コスタリカは30%から12%へと変動している。

 また、決勝トーナメント以降の予測ではE組2位で勝ち上がった日本がF組1位のベルギーに当たる予想となっている。日本にとっては前回のロシアW杯で2点をリードから逆転負けを喫した因縁の相手と再戦だ。このカードについて現時点ではベルギー64%、日本36%とベルギーに分がある予想となっている。

 優勝予想については初戦でセルビアを下したブラジルが24%で大本命。それに続くのがスペインとオランダ代表で9%となっており、頭一つ抜け出している。(FOOTBALL ZONE編集部)