現地時間11月25日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ(B組)第2節で、ウェールズとイランがアフマド・ビン・アリスタジアムで対戦した。

 初戦はウェールズがアメリカと1-1で引き分け、1分の勝点1、イランはイングランドに2-6に敗戦で、1敗の勝点0で、2戦目に臨んだ。

 試合序盤に前進したのがイラン。モハマディのクロスやアズムンのミドルシュート、ゴリザデーのカットインなどで攻勢をかける。

 ただ、最初にビッグチャンスを作ったのはウェールズだった。12分、C・ロバーツのクロスにムーアが飛び込んでボレーシュートを放ったが、相手GKホセイニに阻まれた。42分にはムーアの落としからウィルソンが左足を振ったが、ゴールネットは揺らせなかった。

 対するイランは、アディショナルにFKからタレミが決定機を迎えたが、シュートは枠を捉えられず。前半はスコアレスでの折り返しとなった。
 
 後半はロングボールの蹴り合いで始まるなか、イランが決定機を迎える。50分にディフェンスラインの背後を抜け出したアズムンとゴリサデーのシュートは、立て続けにゴールポストに当たった。

 さらに64分にタレミが放ったシュートと、72分のエザトラヒのミドルは、ウェールズのGKヘネシーが阻止した。

 対するウェールズは、84分にB・デイビスが左足を振ったが枠を捉えられず。直後には相手のタレミが迎えた得点機をファウルで阻止したGKヘネシーが一発レッドで退場となった。

 数的優位となったイランは、後半アディショナルタイムについに均衡を崩す。90+8分にチェシュミ、90+11分にレザイーアンが立て続けにゴールネットを揺らした。

 試合はそのまま終了し、2-0でイランが今大会初勝利を挙げた。
 
 最終節となる次節は、現地時間29日にイランはアメリカ、ウェールズはイングランドと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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