68分までプレイしたアズムン
イラン代表はFIFAワールドカップ・カタール大会のグループB第2節でウェールズと対戦。大敗を喫した前節からの立て直しを図りたかったウェールズとの一戦を2-0で勝利して決勝トーナメント進出へ望みをつなげた。
この試合で今大会初先発を飾り、前線から存在感を発揮したストライカーがサルダル・アズムンである。大会前の負傷し、イングランド戦では途中出場となったアズムンだが、今試合で最前線に復帰。序盤から持ち味の身体を強さを生かして攻撃の起点となるだけでなく、自らゴールを狙ってウェールズ守備陣を脅かす。
イランのチャンスはアズムンを経由しての攻撃が多かった。16分にはペナルティエリア内へと進入したアズムンがGKと1対1で逆サイドのアリ・ゴリザデーにパス。ゴリザデーのゴールはオフサイドの判定となるも決定機を作った。52分にもアズムンが右足を振り抜くと、ボールはポストに直撃した。
結果的にゴールを奪うことはできなかったアズムンだが、1試合で残した存在感は大きかった。足を痛めて交代となってしまったが、この試合で一番得点の匂いがしたことは確か。アメリカとの一戦で出場することができれば、決勝トーナメントへ導くゴールにも期待したいところだ。