FIFAワールドカップカタール2022、グループリーグAの2試合と、グループリーグBの2試合が現地時間25日に行われた。

 開催国カタール代表と対戦したセネガル代表は、41分に先制する。左サイドからのクロスを相手がクリアできず、こぼれたボールをブライユ・ディアが決めた。さらに、後半開始まもなく追加点が決まる。ファマラ・ディエディウがクロスを頭で合わせた。カタール代表はモハンメド・ムンタリが大会初得点を決めたが、試合終盤に突き放され、1-3でセネガル代表が今大会初勝利を収めた。

 初戦を勝利したチーム同士となったオランダ代表対エクアドル代表は6分に試合が動く。ナタン・アケの縦パスを起点にコーディ・ガクポが左足で決めた。その後はオランダがラインを低くしこの1点を守りきろうとするが、49分にエネル・バレンシアに決められて、1-1の引き分けに終わった。

 グループBのウェールズ代表対イラン代表はスコアレスで前半を終える。イラン代表は後半、立て続けにポスト直撃のシュートが生まれるなど決定機を作り、85分には抜け出したメフディ・タレミをGKウェイン・ヘネシーが倒して退場処分を受け、ウェールズ代表は10人に。イラン代表はルズベー・チェシミが98分に強烈なミドルシュートを決めて土壇場で先制。さらにその3分後、ラミン・レザイアンのゴールで勝利を決定づけた。

 同組のイングランド代表はアメリカ代表と対戦。前節イランに大勝したもののこの日はアメリカの堅い守備を最後まで崩すことができず、スコアレスドローに終わった。