フランス代表のディディエ・デシャン監督が25日、FFF(フランス・サッカー連盟)の公式サイトでコメントした。

 26日にFIFAワールドカップカタール2022のグループD第2戦・デンマーク戦を控えるフランス。UEFAネーションズリーグ(UNL)2022-23ではリーグAのグループ1で同居し、2敗を喫した因縁の相手について、以下のように言及している。

「実際よりも過小評価されているチームだ。6月(3日/1-2)と9月(25日/0-2)で4か月の間に、2度も我々を悲惨(な状態)にした。この流れを逆転させる。監督やデンマークの選手たちは我々のことを知っているし、我々も同じ。6月、9月とは状況は同じじゃないから、明日は(過去2回と)違うものになるだろう」

 また、オーストラリアとの第1戦にて、デシャン監督は「配置に修正が必要」ともコメント。これについて質問が飛ぶと、以下のように返した。

「私は何でも出来る。初戦を緻密に分析したところ、失点シーン以外にも3つの(危ない)場面があった。修正が必要な状況は4つある。特定の選手の配置や交代による調整が必要だ。攻撃的な資質を多数入れても、常に改善すべきことがある。理想は、(相手にとって)危険であること、チャンスを作ること、ゴールを決めること、そして失点しないことだ。完璧は存在しない。でも、それに近づくことを確実にしたい。選手との話し合いや、選手間の補完性も含まれる。改善すべき点があることは理に適っている」

 なお、勝利すればグループステージ突破が決定。決勝トーナメントでアルゼンチンやメキシコと対戦する可能性を問われると、このようにコメントした。

「まずはデンマークについて考える。他のグループについて話す気は無い。時々試合は見るけど、練習中なので、全ては見ていない。このグループでは第2戦が重要になる。アルゼンチンは初戦で敗れ、メキシコは引き分けた。これが順位決定で決定的なものになる可能性もある。1位というポジションにはいるが、初戦に勝った全てのチームと同様に、2試合目に勝つことで(アルゼンチンやメキシコと対戦する)可能性がある」

 勝利し、突破を決めてしまいたいフランス代表。デンマークとの一戦は、日本時間27日1時キックオフ予定となっている。