日本サッカー協会がドイツ戦の舞台裏公開、ドイツ戦で決勝弾の浅野が心境吐露
森保一監督率いる日本代表は11月23日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第1戦でドイツ代表と対戦し、2-1の逆転勝利で世界に衝撃を与えた。日本サッカー協会(JFA)はドイツ戦の舞台裏に密着した動画を公開し、ドイツ戦で殊勲の決勝ゴールを決めたFW浅野拓磨(ボーフム)が試合後に胸中を明かしている。「言葉が胸に沁みた」「泣いたわ」と反響が広がった。
ドイツ戦では前半に先制点を奪われるも、後半から途中出場のMF堂安律(フライブルク)が同点ゴールを奪うと、その後に浅野が勝ち越し弾。強豪ドイツを撃破し、浅野はこの日のヒーローとなった。
JFAの公式YouTubeチャンネルが「歴史的な逆転勝利 ドイツ戦の舞台裏」と題した動画をアップ。ドイツ戦後の宿舎でインタビューに応じた浅野は静かなトーンで「自分がヒーローになることしか考えていなかった」と語り、2018年ロシア大会からの強い思いを口にした。
「4年半前にロシアを去ったあの日から、今日のことを想像しながらスタートし始めたので、今振り返っても1日でも後悔があるかと言われたら、悔しい気持ちとかはありますけど、ああしておけば良かった、こうしておけば良かったというのはないぐらい、この4年半やってきたつもり。今日はたまたま結果に出たことがすべて。全部つながっているので、今日の出来事もまた明日につながりますし、また明日が未来につながっていくだけの話。やり続けることが大事というのを今日の結果を得て改めて感じた」
カタールW杯前に怪我した時の心境についても率直に打ち明け、最後は「一喜一憂しすぎず、自分のやるべきことをやっていきたい」と冷静に足もとを見つめた。そんなアタッカーの姿に「浅野のインタビュー泣いたわ」「惚れてまうだろ!」「浅野さんの言葉が胸に沁みた」「覚悟が感じられてカッコいい」などの声が相次いでいる。(FOOTBALL ZONE編集部)