アメリカに0-0ドロー、リネカー氏がサウスゲート監督の采配に言及
イングランド代表は現地時間11月25日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第2戦でアメリカ代表と対戦し、0-0と引き分けた。勝利すれば決勝トーナメント進出が決まるゲームだったが、元イングランド代表ストライカーのゲーリー・リネカー氏は「低調なパフォーマンス」としたうえで、ガレス・サウスゲート監督の采配に疑問符を付けた。
イングランドは初戦でイラン代表に6-2と圧勝したが、この日は2トップでビルドアップに制限を掛けてくるアメリカ代表の守備に手を焼いた。後方でセンターバックのDFジョン・ストーンズとDFハリー・マグワイアはMFデクラン・ライスへのパスコースを遮断され、いい形で前線にボールが入らなかった。
後半にFWジャック・グリーリッシュやMFフィル・フォーデン、FWマーカス・ラッシュフォードを投入したものの戦況は打開できず、イングランドは大きなチャンスを作り出せないまま試合をスコアレスドローで終えた。
リネカー氏は「イングランドは低調なパフォーマンス」とツイッターに投稿。そのうえで「しかし、W杯ではいつかは起こることだ。これだけ優秀なメンバーが揃っていても、上手くいかない時に監督が戦術や交代策で状況を好転させられるかどうか。それが大きな問題だ」と、ガレス・サウスゲート監督の采配に疑問符を付けた。
イングランドは第3戦の英国対決となるウェールズ代表戦に大敗しなければ決勝トーナメントとなる優位なポジションにあるが、それでもリネカー氏は若手の有望株を含めたイングランド・プレミアリーグのスター軍団をサウスゲート監督が生かし切れていないという感想を持ったようだ。(FOOTBALL ZONE編集部)