メキシコ代表FWイルビング・ロサーノがカタール・ワールドカップ(W杯)グループC第2戦のアルゼンチン代表戦に向けて自信をのぞかせた。イタリア『スカイ』が伝えている。

メキシコ代表は23日の初戦でポーランド代表と対戦し、0-0のドローに。GKギジェルモ・オチョアのPKストップにも救われた中、得点源の1人と期待されるロサーノはフル出場でノーゴールと、チームを勝利に導く活躍は披露できなかった。

27日には初戦でサウジアラビア代表相手に痛恨の黒星を喫したアルゼンチン代表との第2戦に。ロサーノは前日会見で指揮官の母国との対戦となったことに触れ、早くも追い込まれた強豪相手に勝機は十分と意気込んだ。

「絶好のチャンスだ。運命は僕たち自身に委ねられている。アルゼンチンは素晴らしい選手だらけだけど、タタ(ヘラルド・マルティーノ監督)は彼らをよく知っている。僕たちに対して全力でぶつかってくるだろう。僕たちも勇気を持って前に出なければならない」

マルティーノ監督は2014~16年にかけてアルゼンチン代表を率いており、対策は万全と口にしたロサーノ。一方、所属するナポリ及びアルゼンチンの英雄、故ディエゴ・マラドーナの逝去からちょうど2年が経ったタイミングでの一戦となったことには感慨深い思いがあるようだ。

「彼がこの世を去ったとき、ナポリの街は静まり返った。僕にとって明日は特別な時間になるだろう」