27日のコスタリカ戦に向けて前日練習、冨安が自身のコンディションについて言及

 カタール・ワールドカップ(W杯)、初戦のドイツ代表戦に2-1で勝利した日本代表。11月27日には早くも第2戦のコスタリカ代表戦を迎える。

 この試合に向けてチームにとって気がかりなのは、DF冨安健洋(アーセナル)のコンディションだ。試合前日の練習では、公開された冒頭15分の最後にピッチに出てウォーキングをする姿が見られた。

 初戦を勝利で終えて迎えるコスタリカ戦に向けて、冨安は「大事な試合なので。1試合目で勝点3を取って、アドバンテージを持っているなかですけれど、そのアドバンテージを失うことを恐れずにやるべきだと思います。しっかり勝点3を目指してやれればいいと思います」と、コメントした。

 気になる自身のコンディションについては、「うーん」と言い、「まぁ、好きに書いてください。今日は別でやりましたけど、出るかもしれないですし、出るかもしれないし」と言ってニヤリと笑った。

 そして、明日の試合を含め、大会期間中には復帰ができる算段であるという。

「今日もグラウンドでやりましたけど。正直、ドイツ戦も入ってすぐ違和感を覚えるなかでやっていました。その後、検査もして、そんなに悪くなかった。あとは感覚のところだけなので、全然問題ないと思います」と言い、「こういう短いコンペティションはチーム力も大事になる。あとはいい選手がたくさんいるので、チームとして勝てればいい」と、チームメイトに任せるところは任せ、可能な限り良い状態でピッチに戻る意向を示している。

 日本代表でも有数の守備力を誇る冨安の復帰は、目標とするベスト8進出に向けてもカギになるはず。明日、もし決勝トーナメント進出を決めることができれば、冨安にも調整しやすい状況が与えられる。

「もともと雰囲気の良いチームですが、1試合目に勝って、勢いにも乗れている。勢いはこういう短い大会でも大事になる。明日の試合も勝てればいいと思う」と、語った冨安のためにも、明日のコスタリカ戦で勝点3を確保したい。(FOOTBALL ZONE特派・河合 拓 / Taku Kawai)