ルイス・エンリケ監督がグループ2戦目へ会見、強豪ドイツとの一戦へ見解

 スペイン代表のルイス・エンリケ監督は11月26日に、カタール・ワールドカップ(W杯)ドイツ代表戦の試合前日会見に出席。初戦でコスタリカ代表に7-0で勝利して迎えるゲームに「自信を持ちすぎてはいけない」と話した。

 スペインはコスタリカとの初戦で前半3ゴール、後半4ゴールの大量7得点で勝利した。一方のドイツは、日本代表に1-2で敗戦するまさかのスタートに。グループEの大一番はあまりにも違う状況で迎えることになった。

 エンリケ監督はドイツについて「W杯で4回も優勝している国だ」と話し、「常に攻撃的にプレーするチームだ。流動的であり、高いブロックでプレーする。スペインはボールを保持してゲームをコントロールしたい。敵陣でボールを持ってプレーすることを試みたい」と話した。

 そしてこのゲームに対して「自信を持ちすぎてはいけない。リスペクトの念を持ち、偉大なる挑戦だと理解しなければ」と話す。また、日本とコスタリカの試合が自分たちのゲームの前に行われることから、それによって決勝トーナメント進出が決まる可能性があることについて「日本とコスタリカの試合を気にしても仕方ない。それはコントロールできないからだ」とコメントしている。

 指揮官は「ドイツは初戦を落とし、より危険な存在になっていると言える」としたうえで、「グループで3連勝してもベスト16で敗退することもある。すべてのゲームが決定的なんだ。ドイツ戦、日本戦、ノックアウトステージと、すべての7試合をベストなレベルでプレーしなければいけない。そうでなければ、簡単に敗退してしまう」と、優勝を見据えて話している。

 スペインはドイツに勝利すると得失点差の大きさからも、日本とコスタリカの試合結果に関わらず決勝トーナメント進出が決定しなくとも当確と言える状態になる可能性が非常に高い。崖っぷちのドイツに対し、最高のスタートを切ったスペインがどんな試合を見せるか注目される。(FOOTBALL ZONE編集部)