日本代表を率いる森保一監督が26日、翌27日に行われるFIFAワールドカップカタール2022・グループE第2節のコスタリカ代表戦に向けた前日会見に臨み、意気込みを口にした。

 遠藤航と共に登壇した森保監督は、コスタリカ戦に向けて「ドイツ戦後の3日間も良い準備ができている。選手たちにはチーム一丸となって粘り強く戦い抜くということ、勝利を目指してアグレッシブに、我慢強さを持ち合わせて戦ってほしい」とコメント。

 コスタリカについては、「身体能力の高い選手も多いし、組織としてもタフに戦えるチーム。彼らのスカウティングをした上で、非常に力のあるチームだと思っています」との印象を口にし、スペイン代表との初戦で0-7という大敗を喫したことについても言及。「だからこそ我々との戦いにかけてくるということ。非常に強い気持ちで戦いを挑んでくると思う」と警戒し、「まずは自分たちがやるべきことをしっかりやること、コスタリカがこの試合にかけてくることを覚悟して試合に臨まなければいけない」との考えを示した。

 また、初戦の大敗を受けてコスタリカがどういった戦い方を選択するのか未知数な部分も大きいが、「我々にとっても重要な第2戦。どういう戦いを仕掛けてくるかわかりませんが、前から来ても、しっかり守備を固めて戦いを挑んできたとしても、その状況に対応して、最終的に試合をものにできれば」と主張。「良い守備をして、良い攻撃を仕掛けていくこと」を改めて強調した。
 
 日本代表に関しては、DF酒井宏樹とDF冨安健洋の状態が気になるところだが、選手起用については、「まずは明日のベストということを考えています」と述べ、「1試合目の疲労等々も考慮しながら、明日のメンバーを決めていきたい」とコメント。含みを持たせつつ、当然ながら「明日の試合前の発表を楽しみにしていただければ」と明言を避けた。

 日本の戦い方に関しては、「理想は我々が守備から攻撃に移るという部分、速攻を仕掛けられる時は素早く仕掛けるというところを持っておきながら、ボールを保持ながら試合をコントロールしたいというところは、これまでのチームづくりでトライしてきた」と述べ、ドイツ相手に思うような試合運びを見せることができなかった初戦から一転、「明日の試合に向けてはもっとボールを保持しながら試合をコントロールできるようにトライしていきたい」と意気込んだ。

  ドイツ戦の勝利によって注目度が高まるコスタリカ戦は、日本時間27日19時にキックオフを迎える。