アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督が振り返った。アメリカ『ESPN』のアルゼンチン版が伝えている。

カタール・ワールドカップ(W杯)の優勝候補と目されながら、グループC第1戦でサウジアラビア代表にまさかの逆転負けを喫したアルゼンチン。早くもグループ敗退の窮地に立たされるなか、26日の第2戦でメキシコ代表を2-0で下し、今大会初勝利を手にした。

メキシコの粘りに苦戦したが、FWリオネル・メッシの1得点1アシストで30日に行われる最終戦のポーランド代表戦に突破の可能性を残したスカローニ監督は試合後の会見でこう感想を述べた。

「難しい試合になるのは想定内だった。メキシコはこれまでと違う試合をしてくるしね」

「前半はどちらも良くなく、後半に修正した。後半からは戦いづらさがあったが、よりアグレッシブにアプローチしていったんだ」

「フリアンを使うことで、攻撃面で他の動きが出てくると思ったが、うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあった」

「エンツォ・フェルナンデスは前にパスを出していってくれたよ。横じゃなく、ラインの裏に通すパスが必要だったなかでね」

「10番が試合を決めたのは彼の得意とするところ。彼の後ろには彼をサポートするグループがいる」

「素晴らしい選手がいて、レオもいるからこそ、試合が変わったんだ」

そんなアルゼンチンの指揮官はまた、「まだ試合があるし、自分たちは何も成し遂げていない。まだまだ先が長いという謙虚な気持ちでなければならない」とも語り、選手たちの頑張りを評価した。

「このチームに共感できない者はアルゼンチンを愛していない者だ。彼らの戦いぶりを見るのはエキサイティング。こういう試合をやるのは簡単じゃない。彼らがやり遂げたことを誇らしく思うし、感動した」