FIFAワールドカップカタールは大会7日目を終え、第1節と第2節の半分を消化した。今大会で目立つのはアジア勢の躍進だ。ドイツ代表を撃破したサッカー日本代表だけではなく、強豪アルゼンチン代表から逆転勝利を収めたサウジアラビア代表など、サプライズを何度も起こしている。

 他の大陸と比較するとその凄さが分かる。ここまでアジア勢の戦績は4勝1分5敗。勝利を挙げたのはサウジアラビア代表、日本代表、イラン代表、オーストラリア代表で、韓国代表はウルグアイ代表と引き分けている。なお、まだ勝ち点を挙げていないのは開催国カタール代表のみとなっている。

 1試合の平均勝ち点は1.30。これは南米(1.83)、欧州(1.74)に次ぐ3番目の数字だ。アフリカは0.71(1勝2分4敗)、北中米カリブ海は0.50(3分3敗)と苦しんでいる。アジアは強豪国が並ぶ南米と欧州に迫る勢いで勝ち点を積み重ねている。

 アジアはグループステージ18試合のうち10試合を消化した。すでにこの時点で前回大会の4勝に並んでおり、勝ち点も2ポイント差まで迫っている。前回大会を越えることは確実だろう。

 前回大会で決勝トーナメントに駒を進めたのは日本代表のみで、8年前のブラジル大会では全滅だった。今大会はここまでカタール代表を除く5ヶ国すべてに可能性がある。果たして、何ヶ国が激戦のグループステージを突破することになるのだろうか。

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