グループ突破の可能性は十分にある
26日に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会グループステージ第2節にて、残念ながらサウジアラビア代表はポーランド代表に0-2で敗れてしまった。
大会前は完全ノーマークと言っていいチームだったが、初戦でアルゼンチンを撃破したことでサウジアラビアの評価が急上昇。今回のポーランド戦も大きな注目を集めた。
2連勝で一気にグループ突破を決めるかとの期待もあったが、それほど甘くはなかった。ポーランドを引っ張るナポリMFピオトル・ジエリンスキ、バルセロナFWロベルト・レヴァンドフスキに得点を奪われ、0-2で敗北。グループ突破の行方は最終節のメキシコ戦へと持ち越されることになった。
だが、米『ESPN』はアルゼンチン相手の勝利が偶然でなかったことは今回のポーランド戦で証明されたと前向きに評価する。
結果は0-2だったが、サウジアラビアはポーランド相手に64%のポゼッション率を維持し、シュートも16本放っている。アルゼンチン戦は3本のシュートで2点を奪ったが、ポーランド戦ではボールを支配しながら攻撃的にゲームを進められることも証明した。アルゼンチン戦の勝利は偶然ではなく、サウジアラビアは確かに強い。
ポーランド戦ではPK失敗もあるなど決定力の部分に課題は残したが、同メディアはグループ突破の可能性は十分にあると評価する。サポーターの強烈な声援も後押しとなるが、メキシコ戦で歓喜の時は訪れるのか。このグループCを抜け出したとしても、それは偶然ではなく実力だ。