日本はコスタリカに0-1で敗戦、一瞬の隙を突かれて失点

 日本代表は現地時間11月27日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループE第2節でコスタリカ代表と対戦し、0-1で敗れた。試合を通して攻め込みながらも、後半36分に一瞬の隙を突かれて失点を喫した。データ会社「Opta Analyst」は、コスタリカの決勝弾は、W杯で184分11秒ぶりの枠内シュートだったと紹介している。

 日本は初戦で優勝候補ドイツを2-1で撃破する偉業を達成し、今節コスタリカ戦で勝利を収めれば、決勝トーナメント進出へ大きく近づく状況となっていた。一方、コスタリカは初戦のスペイン代表戦で0-7と大敗を喫していたこともあり、連敗を回避するために守備に重きを置く5バックを日本戦でも採用した。

 日本は序盤からボールを握る時間が続くも、自陣にブロックを築くコスタリカの守備網にチャンスを生み出すことができず、見せ場のないまま前半をスコアレスドローで折り返すことに。後半頭からFW浅野拓磨とDF伊藤洋輝を投入し、3バックで状況の打開を図り、後半17分にはMF三笘薫をウイングバックとしてピッチに送り出して攻撃のギアを入れるも、なかなかコスタリカの牙城を崩すには至らない。

 すると後半36分、日本は一瞬の隙を突かれることになる。DF吉田麻也の中途半端なクリアをコスタリカが回収すると、ボックス手前でパスを受けたDFケイセル・フレールが左足でシュートを放つ。ループ気味となったシュートにGK権田修一は指に触れるも勢いを抑え切れず、ボールはゴールネットを揺らすことになった。

 最終的に、この一撃が決勝弾となり、日本は“伏兵”コスタリカを相手に痛恨の黒星を喫した。データ会社「Opta Analyst」は公式ツイッターで「W杯でのアディショナルタイムを含めると、コスタリカは184分11秒ぶりに枠内シュートを記録し、それがゴールとなった」と投稿し、コスタリカにとって約3時間ぶりの枠内シュートが決勝弾となったことを紹介している。

 日本はドイツ戦、前半の猛攻を凌ぎ、後半に決勝弾を奪って大金星を飾ったが、コスタリカ戦では、逆の立場で敗戦の痛手を受けることになった。(FOOTBALL ZONE編集部)