現地時間11月27日、日本代表はカタール・ワールドカップのグループステージ第2戦でコスタリカと戦い、0-1で敗れた。始終ポゼッションで優位に立ちながらも決定機を決め切れず、後半に唯一、相手に許したシュートで失点し、黒星を喫した。

 FIFAランキングで24位の日本と33位のコスタリカは、事前の予想でも日本の勝利を想定するメディアが多かった。仏紙『Le Parisien』もその1つだ。

「コスタリカが唯一のシュートでゴールを決め、ドイツにW杯で初勝利した日本を打ち破った。ドイツに2-1で圧勝した日本はどこに行ったのだろう! 4日後にはその姿は消え失せ、何本もシュートを打とうとしながらも決定的な場面を作れず、何人も交代しながらも攻め手に欠けた日本は、コスタリカの堅守に90分間、歯を食いしばり続けることしかできなかった。ドイツに対して素晴らしい采配を振るった指揮官に切れ味はなかった」
【W杯PHOTO】日本 0-1 コスタリカ|終始ボールを握るも得点奪えず…一瞬のスキを突かれ失点し完封負けを喫する
 また、コスタリカに対しては称賛を惜しまない。

「パリ・サンジェルマンでなかなか出番に恵まれないケイラー・ナバスの見せ場はさほど多くはなかったが、選手たちが一丸となって日本をはね返し続けた。スペイン戦で7失点したことなど遠い昔かのように頭を切り替え、素晴らしいパフォーマンスを披露した」

 グループEの最終戦は現地時間12月1日に行なわれ、日本はスペインと、コスタリカはドイツと対戦する。27日に行なわれるスペイン対ドイツ戦の結果にもよるが、森保ジャパンの正念場は続く。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部