サッカーのFIFA ワールドカップ カタール 2022・グループEの第2節が行われ、23日の初戦でドイツを逆転で撃破し、2-1で歴史的勝利を挙げた日本が0-1でコスタリカを相手に黒星を喫した。『ABEMA的ニュースショー』には、元日本代表の駒野友一氏が出演。敗因について「集中力が欠けたのが失点に繋がってしまった」と分析した。

【映像】日本代表VSコスタリカ戦を分析する駒野氏

 あまりにも悔しい敗戦。2度のワールドカップを経験した駒野氏は、「ワールドカップ初出場、初スタメンの選手も多かったので、ミスを恐れて消極的なプレーが多かったのかなと思う」とコメントした。

元日本代表・駒野友一「集中力が欠けたのが失点に繋がってしまった」惜敗のコスタリカ戦を分析

 さらに、「失点の場面で吉田選手がボールを味方に繋ごうとしたが、うまくつながらなかった。吉田選手と伊藤選手の間が空いてしまい、その間にポジションを取っていたコスタリカ選手の選手にパスを出されてゴールまで行かれてしまった。ここで伊藤選手が絞れていれば、ピンチにはならなかった。ちょっとした集中力が欠けたのが失点につながってしまった」と失点シーンを解説した。

 加えて、「日本は前半、後半の立ち上がりは自分たちのペースを握っていたが、コスタリカの選手も日本の攻め方を理解し始めて守り方が安定した。逆に日本が攻撃で崩すのが難しくなり、横パスだけになってしまった。コスタリカからするとそんなに怖くない攻撃だったのかなと思う。コスタリカの戦術にはまってしまった」と総括していた。

 次戦、スペイン戦は12月2日午前4時(日本時間)。「ダメージは大きいですが、次のスペイン戦に向けて気持ちを切り替えて、勝ち点3を取るための準備をしてほしい」と日本代表に向けてエールを送っていた。

 悔しい敗戦となった日本だが、28日午前4時(日本時間)から行われるスペイン対ドイツ戦の結果次第では、自力突破の可能性が残されている。仮にスペインがドイツに敗れた場合は、勝ち点3で4チームが並ぶ。そのため、日本は最終節のスペイン戦で勝利するとノックアウトステージ進出が決まる。そのほかの突破条件は、スペインvsドイツの結果、さらに最終節の結果で大きく変わってくる。
(『ABEMA的ニュースショー』より)