日本代表MF相馬勇紀が27日、敗戦(0-1)という結果に終わったFIFAワールドカップカタール2022のグループE第2節・コスタリカ代表戦を振り返り、悔しさを滲ませた。
主導権を握りながら得点を奪えず、終盤にワンチャンスをものにされて敗れた一戦について、相馬は「一番大事な時間帯に失点して勝ち点を失うという、自分たちがやろうとしていたことをされてしまった」とコメント。中盤の左サイドで先発した25歳は、「引かれた相手に対して、後ろで動かすだけじゃなくてもっと入っていくところの主体性が自分含めてまだまだ足りなかった。もっと主体的にアグレッシブにやっていかないといけなかった」と、反省の弁を述べた。
また、自身初のW杯でセットプレーのキッカーという重要な役割も担ったが、「合わせられなかったので、そこはキッカーである自分は責任を感じてます」と唇を噛み、ゴール正面の位置で得た直接FKのチャンスについては、「落としきれなかったのは自分の力量不足」と、課題も口に。
今回の敗戦を受け、最終節のスペイン戦に背水の陣で臨まなければいけなくなったが、「(試合後には)麻也さんを筆頭にスペイン戦に向けて準備しよう、切り替えようというポジティブな声が出ていたので、引きずっても仕方がないですけど、課題は見直して、次に向けて本当に勝つ準備をしてやれること全部やりたい」と、言葉に力を込めた。