日本代表DF吉田麻也(シャルケ/ドイツ)が、27日に行われたFIFAワールドカップカタール2022・グループE第2節コスタリカ代表戦を振り返った。

 81分、自陣深い位置からつなごうとした吉田の守田英正へのパスが狙われ、ボールを奪われて失点。キャプテンは0-1の敗戦後、「ワンチャンスをものにされた。もちろん僕のプレーも中途半端になってしまったし、その前のプレスもサイドで中途半端になってしまったところも徐々にあった」と失点を悔やみ、「つなげるスペースがあったけど、(パスのボールが)高すぎたし、時間的にも前(に蹴る)でも良かったのかなと思います。(判断は迷いなく)つなげると思いました」と自身の判断を振り返った。

 23日に行われたドイツ代表戦での勝利が水泡に帰す痛恨の黒星。「この3日間、やっぱりドイツの勝利からのこの試合は難しくなることは間違いないと思っていました。その中で、チームの中で準備ができているかは常に問い続けてきましたけど、これがサッカーの難しさだなとやっぱり感じますね。わかっていたことですが、一番起きてはいけない展開になってしまった。大きな勝利のあとは、どうしても気持ちが緩みがちだし、特に相手も0-7で負けているということも見て、気持ち的には引き締めないといけないというのは口酸っぱく僕だけじゃなく他の選手も言っている。最悪でも勝ち点1を取らないといけなかったなと思います」と、改めて結果を悔やんだ吉田は、12月1日に控えるスペイン代表戦へ気持ちを切り替えようとしている。

「スペイン戦に向けて切り替えてやっていくのみ。ここでしっかりいいリカバリーをして、いい分析をしてスペイン戦に向けて準備をする。まだ何も終わっていないですし、何も掴み取っていないし、何も失っていない。変わらずチームとして勝点を取りに行かないといけないと思います」

「たくさんの批判が起こることは理解しますけど、個人的にも日本代表としてもこうした注目の集まる大きな大会では批判はつきものです。それをマネージできなければここには立てないので。まあ前回大会も川島選手がそういう姿を見せている。やっぱりもう一回立ち上がらないといけないし、自信と勇気を持ってスペイン戦に臨まないといけない。ここですべて投げ出すにはまだ早すぎるので」