ワンチャンスを決められてコスタリカに敗戦
森保一監督率いる日本代表(FIFAランク24位)は現地時間27日、カタール・ワールドカップ(W杯)第2戦でコスタリカ代表(同31位)と対戦し、0-1で敗れた。元日本代表MF松井大輔(Y.S.C.C.横浜)が、自身の公式YouTubeチャンネルでこの一戦を総括している。
日本はドイツ代表に勝利を収めた第1戦から先発メンバー5人を変更。MF堂安律(フライブルク)が初先発、DF山根視来(川崎フロンターレ)、MF守田英正(スポルティング)、MF相馬勇紀(名古屋グランパス)、FW上田綺世(セルクル・ブルージュ)が初出場初先発となった。
日本が主導権を握って試合を進めるものの、決定的なチャンスを作り出すまでには至らず、互いにゴールに迫り切れない展開。アディショナルタイムは今大会のなかでは短い1分で、試合は動きのないままハーフタイムを迎えた。
後半に入り、先にゴールを割ったのはコスタリカ。後半36分、日本の自陣でのミスからボールを拾うと、最後はDFケイセル・フレールが左足のふわりとしたシュートを放ち、GK権田修一(清水エスパルス)の手を弾いてゴールネットを揺らした。その後、日本はゴールを目指して攻め込んだものの、得点は奪えずに0-1の敗戦を喫している。
松井は「最近で一番イライラした試合。負けたのが悔しい」と胸中を吐露。「前半はチャンスらしいチャンスがなかったので歯痒かった。向こう(コスタリカ)が5枚のブロックを組んでいるわけだからそこをどう崩すか。コスタリカとしてはしてやったりですね」と語り、MF三笘薫(ブライトン)をもっと活用すべきだと指摘している。
「前半なんかもう見れない。攻める姿を見せないとダメだと思う。(後半17分から途中出場した)三笘選手はあの短い時間で3回くらいチャンスを作っている。あそこまで行けている選手がほかにいない。そこ(三笘)を使ってほしい。スペイン戦はカウンターがいいと思います」
森保ジャパンは、コスタリカ戦の悔しさを糧に、スペイン戦で決勝トーナメント進出を掴み取れるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)