サッカー日本代表は27日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ第2戦でコスタリカ代表に0-1と敗北。現地からキックオフ前や試合中の様子をリポートする。

 会場となるアフメド・ビン=アリー・スタジアムに向かう途中、日本代表サポーターがルービックキューブを解こうとする姿を見て、厳しい1日になると感じた。午前10時(現地時間)にもかかわらず、ドーハからアル・リファー駅に向かう地下鉄では、いまだに目が覚めてなさそうな日本人サポーターが多い。キックオフ直後の日本代表選手の姿を反映しているように見えた。

 日本のドイツ戦金星(2-1)、そしてコスタリカのスペイン戦での大敗(0-7)から、森保ジャパンは決勝トーナメント進出の可能性が高いと多くの日本人サポーターが思っていただろう。しかし、物事は彼らの思惑とは異なる方向に進んだ。

 日本代表のコンビネーションプレーはコスタリカ相手に通用せず、81分にDFケイセル・フレール(コスタリカ1部CSエレディアーノ)のゴールで失点。後半途中まで日本人サポーターの力強い声が響き渡っていたが、失点直後にいきなり静かとなった。

 サムライブルーのウルトラス(熱狂的なサポーターグループ)こそ最後まで応援を続けたが、それ以外のサポーターは少しずつ疲労感を顕にした。またインターネットテレビ局『Abema TV』の放送席に座っていた元日本代表MF本田圭佑(無所属)も険しい表情を見せていた。

 コスタリカ戦で勝てば決勝トーナメント進出へ大きく近づいていた日本代表。すべては日本時間12月2日に控えるスペイン戦の結果次第となった。

(記者:ベーナム・ジャファルザデ)

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本田圭佑の表情こわばる…コスタリカ戦でサポに温度差【W杯現地レポート】
日本代表サポーター 写真:Behnam Jafarzadeh
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