初戦で6ゴールを奪ったがその後は得点できず

FIFAワールドカップ・カタール大会の初戦でイランに大勝したイングランドだったが、2戦目のアメリカ戦は0-0と急ブレーキがかかってしまった。

総シュート数8本、枠内シュート3本を記録するもゴールは奪えず、ジャック・グリーリッシュやマーカス・ラッシュフォードと攻撃的な駒を投入するも、状況は好転せず。

英『Mirror』では元マンチェスター・ユナイテッドの選手で、現在はMLSのD.C.ユナイテッドで監督を務めるウェイン・ルーニー氏が30日のウェールズ戦に向けた理想のイレブンを紹介している。それが以下の通りだ。

GK
ジョーダン・ピックフォード

DF
キーラン・トリッピアー
ジョン・ストーンズ
ハリー・マグワイア
ルーク・ショー

MF
カルヴィン・フィリップス
デクラン・ライス
ジュード・ベリンガム

FW
ブカヨ・サカ/ラヒーム・スターリング
カラム・ウィルソン
フィル・フォーデン

システムは[4-3-3]で、最終ラインは前節と変化なく中盤と前線を変えている。中盤ではこれまでトップ下で起用されているマウントを外してフィリップスをボランチに入れた。ベリンガムを一つ上げている。

前線ではアメリカ戦で出番のなかったフォーデンを左に配置し、ストライカーはケインではなくベテランのウィルソンが入る。

「フォーデンがアメリカ戦で出場しなかったのは奇妙なことだと思った。もし私がイングランドの監督なら彼はスターティングメンバーとして重要な存在になっているだろう。スキルが高く、イングランドの中で最高のプレイヤーだ」

ルーニーは2戦目で出番のなかったフォーデンについてこのように語っている。実際に起用されなかったフォーデンは話題になっており、ルーニーだけでなく多くの有識者が声を挙げた。

ケインではなくウィルソンにした理由については、今後を見据えたアイデアのようだ。ケインはイングランドが優勝するなら必要な存在であり、グループステージで疲労を貯めさせたくない。ウィルソンは頼れるベテランであり、ここはケインを外すのも一つの手だ。

次にマウントだが、ルーニーはそれほどチェルシーMFを評価していない様子。ベリンガムはトップ下でも十分に機能する選手であり、フォーデンをそこに置いてもいい。

決勝トーナメント進出に向けてそれほど難しい状況ではないイングランド。ルーニーは主力を休ませて出番のない選手を起用すべきだと発言しており、ガレス・サウスゲイト監督はどのような11人をピッチに送り出すのだろうか。