現地時間11月29日に行なわれたカタール・ワールドカップ、グループステージB組第3節でイングランドとウェールズが対戦。W杯で初となる顔合わせの英国対決はイングランドが快勝し、B組の1位通過が決定。後半にラッシュフォードが2点、フォーデンが1点とゴールを重ねて勝負を決めた。

上写真=2ゴールでイングランドを勝利に導いたラッシュフォード(写真◎Getty Images)

■2022年11月29日 カタールW杯B組(アフメド)
ウェールズ 0-2 イングランド
得点者=(イ)ラッシュフォード2、フォーデン

イングランドが誇る攻撃力が爆発!

 試合開始直後からボールを握って試合を進めるイングランドに対し、ウェールズは必死の守りで対抗した。ただ、均衡が保たれたのは前半のみで、後半早々、ゲームが激しく動く。

 50分、左45度の角度で得たFKをラッシュフォードが決めた。右足で放たれたボールは壁を越えて急降下。ウォードが守るゴールを破る。先制点で勢いの乗ったイングランドは、その2分後、敵陣でのボール奪取から加点に成功した。

 右サイドでラッシュフォードがプレスをかけ、こぼれたボールをケインがピック。そのまま右サイドを持ち上がり、クロスを送ると左サイドから詰めていたフォーデンが合わせてネットを揺らした。そして68分にもラッシュフォードは輝く。右サイドからボックス内進入すると、対面したDFのタイミングを外してシュート。この日2点目となるゴールを決めた。

 W杯で初の顔合わせとなる英国対決として注目された試合は、イングランドが地力を示してウェールズを圧倒。3-0で快勝。グループBの首位を決め、ラウンド16に駒を進めた。一方、ウェールズは期待のベイルが存在感を示せず、前半のみで交代。64年ぶりに出場したW杯で残したのは、アメリカと引き分けて得た勝ち点1という記録のみだった。

[ アルバム : 【写真】注目の英国対決はイングランドが終始、優勢だった(写真◎Getty images) はこちら ]