元イングランド代表のガリー・ネビル氏が、かつてマンチェスター・ユナイテッドで共闘した、クリスティアーノ・ロナウドの巻き返しに太鼓判を押した。英紙『Daily Mail』が伝えている。
37歳のポルトガル代表FWは昨夏、古巣ユナイテッドに電撃復帰。しかし、今シーズン途中にインタビューでクラブ批判を繰り広げた結果、カタール・ワールドカップ(W杯)期間中に双方合意のうえで退団。オールド・トラフォードでの“第ニ章”は2年を持たずして、唐突に終わりを迎えた。
現在は無所属でW杯を戦っており、新天地が注目を集めるなか、ネビル氏は自身がコメンテーターを務める英衛星放送『Sky Sports』で元チームメイトの話題に言及。「クリスティアーノは、4か月か5か月の契約で、ヨーロッパサッカーの超エリートで輝かしいカメオの役割を果たせるようなトップクラブを探すと思う」と、楽観的な見解を示した。
「それこそが彼の優先事項だろう。チャンピオンズリーグに残り、頂点に立ち続け、マンチェスター・ユナイテッドでの出来事が正しくなかったと証明するんだ。どこかで素晴らしい4、5か月を送り、15ゴールか20ゴールを決めると思う。マンチェスターの誰もが『なぜ彼を引き留めなかったのか』と言うだろう。プレミアリーグの人々も同じだ」
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そのうえで「シーズン終了後、次の2年間を考え、最後のサッカープロジェクトがどのようなものになるかを考えるだろうね」と、さらなる将来も推測。「それはアメリカなのか? 中東なのか? ヨーロッパのまだプレー経験がない場所なのか?どこに行っても本当に上手くいってほしい」とエールを送った。
「最終的にマンチェスターでは上手くいかなかったけど、クラブが絆を断ち切るのは正しい行為だし、クリスティアーノにとっても正しいことだったんだ」
目下、就職活動中のC・ロナウド。まずは世界最大の見本市とも言える、W杯で健在ぶりを知らしめたい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部