ネームバリューは豪華だが……

ネームバリューは豪華だが、どんな名選手にも衰えの時はくる。豪華ストライカー陣を抱えながら、未だカタールの地でゴールを奪えていないのはウルグアイ代表だ。

FIFAワールドカップ・カタール大会にてグループHに入ったウルグアイは、ポルトガル代表に次ぐグループ2番手候補だった。ガーナ、韓国よりは実力が上と見ていた者も多いだろう。

しかし、ここまでは初戦の韓国とスコアレスドロー、第2戦のポルトガル戦は0-2の完敗と、1分1敗だ。まだ突破の可能性は残っているが、2試合続けて無得点というのは気に掛かる。

初戦の韓国戦でネガティヴな形で注目を集めてしまったのは、35歳のFWルイス・スアレスだ。ウルグアイと世界を代表する超ワールドクラスのストライカーだが、さすがにピークは過ぎたのかもしれない。

韓国戦には先発したが、SNS上では「スアレスは終わった。体重が重かったときのロナウドのよう」、「スアレスは何年にもわたって素晴らしかったが、今は違う。ウルグアイは時折10人に見える」と厳しい意見が相次いだ(英『The Sun』より)。

ウルグアイ代表監督ディエゴ・アロンソも第2戦のポルトガル戦ではダルウィン・ヌニェスとエディンソン・カバーニの2人を先発させており、スアレスはベンチスタートになっていた。いずれもネームバリューは抜群だが、ベテランFWは以前の輝きを失いつつある。

最終節のガーナ戦では勝ち点3が絶対であり、得点が必要だ。新世代のストライカーであるリヴァプール所属のヌニェスにも頑張ってほしいところで、このまま無得点では帰れないだろう。