カタール・ワールドカップのグループH第2戦、韓国はガーナに2-3と惜敗。試合終了後の抗議でパウロ・ベント監督が退場となる後味の悪さを残した一戦から一夜明け、韓国のウェブメディア『NATE』が「韓日の似た歩み」と題した記事を公開している。
なにが似ているのか、そもそもなぜ日本が出てくるのか。疑問は尽きないところだが、同メディアはこう伝えている。
「アジアサッカーの二大山脈である韓国と日本は、FIFAワールドカップ・カタール2022で同様の歩みを見せている」
「28日、韓国はガーナに2-3で敗れた。多くの外国メディアが韓国の勝利を予測した試合だった。だが、前半だけで2ゴールを許すなど、意外な苦戦の末に敗北した。去る24日には劣勢を覆し、ウルグアイから貴重な勝点1を得ていただけに痛い」
同メディアが唐突に「日本」を持ち出したのはここからだ。
「大韓民国の永遠のライバル、日本も同様の歩みを見せている」
「日本は去る23日のドイツ戦で2-1の逆転勝利を収めた。奇跡の主人公となった日本は、比較的弱いと評価されたコスタリカとの2戦目で16強入りを確定させる覚悟を固めた。しかし、コスタリカとの試合で数多くの攻勢を仕掛けながら得点できず、むしろ後半終盤の失点で敗北した」
「初戦黒星を免れないだろうという大方の見方を覆し、ウルグアイとドイツを相手に勝点を取った大韓民国と日本は、勝点3点確保の機会だった2戦目でそれぞれガーナとコスタリカに敗れたのだ」
なるほど、たしかに両国ともに1戦目で勝点を奪った。ただ、日本は勝利、韓国はドロー。その事実はあえて掘り下げなかったのか、さほど気にしていないのか。自力突破の可能性などにも触れていない。いずれにせよ、韓国メディアが日本の戦いを注視しているのは間違いないようだ。同メディアは記事をこう締め括っている。
「ここまで同様の歩みを見せている両チームは来月、16強入りのための最後の死闘を繰り広げる。日本は来月2日(現地1日)にスペイン、大韓民国は3日(同2日)にポルトガルと対戦。最後の相手が最強のチームという共通点もある。両チームが最後の試合でどんな結果を出すか注目される」
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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