プレースタイルをめぐり、チームを率いるソング監督と対立
カメルーン代表の守護神GKアンドレ・オナナはリゴベール・ソング監督との対立し、カタール・ワールドカップ(W杯)を戦う代表チームから離脱することが決まった。和解のために現カメルーンサッカー連盟会長のサミュエル・エトー氏も介入したが、事態が好転することはなかったようだ。
オナナはスイス代表とのグループリーグ第1戦でスタメン出場。しかし、続くセルビア代表との試合では突如メンバー外となった。プレースタイルをめぐり、チームを率いるソング監督と対立。指揮官からスタイルを変えるように求められたが、オナナは自身のそれを拒否したという。スペイン紙「マルカ」では、2人は練習中に激しく口論したとも伝えられている。
スポーツジャーナリストのヘレナ・コンディス・エド氏によれば、カメルーンサッカー連盟の会長を務めるエトー氏が2人の仲を取り持とうとしたが、2人が和解することはできなかったという。その結果、オナナはチームを離脱することが決まったという。英紙「デイリー・メール」は「カメルーンの伝説、サミュエル・エトーが和平交渉の仲介をしても問題は解決されなかった」と報じた。
セルビア戦では2点差を追いつき、3-3の引き分けで決勝トーナメント進出の望みをつないだカメルーン。守護神離脱のアクシデントを乗り越え、32年ぶりの16強進出を果たすことができるのだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)