ドイツ代表FWトーマス・ミュラー(バイエルン)が、FIFAワールドカップカタール2022・グループE最終節のコスタリカ代表戦に向けた意気込みを語った。29日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 初戦で日本代表にまさかの逆転負けを喫し、第2戦でも白星を逃したドイツ代表。ここまで1分1敗の勝ち点「1」・得失点差「-1」の成績で、グループBの最下位に沈んでいる。依然として決勝トーナメント進出の可能性は残されているものの、12月1日に行われる最終節ではコスタリカ代表に勝利したうえで、他会場の結果を待たなければならない状況となっている。

 自身4度目のW杯に臨んでいるミュラーは、ここまでの2試合を振り返り「日本に敗れて崖っぷちに立たされてしまったが、トレーニングや合宿地では常に火花が散っていたよ。スペイン戦ではそうした感情を全て消化することができた。これまでの試合ではあまり見られなかったようなクオリティを発揮することができたよ。コスタリカが日本に勝ったことも我々にとって有利に働いたね」とコメント。運命の最終節に向けては次のように意気込みを示した。

「もちろん他の試合の展開も追うつもりだし、状況に応じて戦略を適応させる必要もあるだろう。我々は自分たちの能力を最大限に発揮し、試合に勝利するために準備を進めている。8-0での勝利も不可能ではないが、W杯という舞台を考えると非現実的だ。コスタリカ代表のことはリスペクトしているが、我々は勝利する必要があるし、紙一重で我々が有利だと思っている。グループを突破し、その上のステージで自分たちの力を発揮したい」

 注目のグループE最終節は日本時間の12月2日午前4時にキックオフを迎える。