日本代表MF鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)が、FIFAワールドカップカタール2022・グループE最終節のスペイン代表戦に向けた意気込みを語った。

 1勝1敗の勝ち点「3」でグループEの2位に付けている日本代表。12月1日に行われるグループE最終節でスペイン代表に勝利すれば無条件で決勝トーナメント進出が決まる状況となっているが、同試合に敗れた場合は敗退が決定。また、引き分けた場合にも、他会場の結果次第では決勝トーナメントに進出できない可能性がある。

 チームが目標として掲げるベスト8到達のためにも勝利が求められる最終節。対戦相手のスペイン代表の印象について「テクニックがあり、常にボールを握りながらプレーする。みんなが思っているようなスペインと変わらないですけど、それプラス、今の監督になってからはボールを奪ってからの素早いショートカウンターもあり、良いチームだなと思います」とコメントした鎌田。強敵撃破のためのポイントについては次のように語った。

「やはり失点をせずにゼロで進めて、コンパクトに守備をやっていけば、どんな相手だろうがチャンスは必ずあるだろうし、『良い守備から良い攻撃に』というのをどれだけできるかだと思います。ボールを奪った後は素早い判断でワンタッチ、ツータッチでプレーしないと、ボールを失うだろうし、そういう部分はしっかりやらなければならないとも思います」

 所属するフランクフルトでは今季ここまで公式戦24試合の出場で12ゴール4アシストを記録している鎌田だが、今大会の2試合では得点に絡むプレーを見せることができていない。自身のこれまでのプレーについて「納得がいっていないし、自分自身に失望しているというのがあります」と言及しつつ、スペイン代表との大一番に向けて強気の姿勢を崩さなかった。

「何が良くなかったとか、こうすれば良かったというのは、終わってからいくらでも時間があるので、その時に考えれば良いと思います。僕は自分に対しても自信があるし、今までやってきたことに対しても自信があるので、自分を信じてやるだけだと思います。チームの勝利に貢献できれば、それがすべてだと思うし、個人的なプレーも大事ですけど、チームとして勝てれば言うことはないと思います」

 グループE最終節の日本代表vsスペイン代表の一戦は、日本時間の12月2日午前4時にキックオフを迎える。