日本代表MF三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)は、カタールW杯で活躍。スペイン戦では絶妙な折り返しからMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)の勝ち越しゴールをアシストしていた。そんな三笘薫に対して、イギリス国内ではリバプール移籍を望む声が強まっている。
三笘薫は昨年8月、ブライトンと2025年6月までの4年契約を締結。ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ユニオンSG)へのレンタル移籍をへて、今季からブライトンでプレーしている。ただカタールW杯での活躍もあり、今月はじめにリバプールの専門メディア『Liverpool.com』が同選手をリバプールの獲得候補に推薦していた。
すると英メディア『フォー・フォー・ツー』は19日、「リバプールが獲得可能なカタール・ワールドカップの注目選手5名」と見出しをうち、来年1月の補強を特集。以前から獲得が噂されているドイツ代表MFジュード・ベリンガム(ボルシア・ドルトムント)を除いた上で、三笘薫やモロッコ代表MFソフィアン・アムラバト(フィオレンティーナ)、ガーナ代表MFモハメド・クドゥス(アヤックス)、クロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオル(RBライプツィヒ)、アルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデス(ベンフィカ)の5選手を獲得候補に挙げている。
また三笘薫について「彼は日本代表のワールドカップ全4試合でベンチスタートと、出場時間が少なかった。しかし彼は自身の活力や、試合の流れを変える可能性を示した。スペイン戦は、彼の絶え間ない勝利への渇望が勝因だった。守備に専念する三笘薫は、森保一監督からスーパーサブとして頼りにされた」と、カタールW杯での活躍ぶりを評価。
「10月にアンフィールドで行われたブライトン戦でリバプールは(三笘薫の実力を)すでに認識しているだろうが、彼はカタールで様々なチャレンジをへて、地力をさらに強化している」と、10月1日のリバプール対ブライトンにおける同選手のパフォーマンスにも言及。この試合ではイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(23)を相手にドリブル突破したほか、同点ゴールをアシストしていた。
そして「三笘薫はまだプレミアリーグでのキャリアを始めてから数ヶ月しか経っていないが、複数のビッグクラブが彼の獲得を検討する日はそう遠くない」
「(リバプールとしては)左サイドのオプションとしてルイス・ディアスやダルウィン・ヌニェスのような選手を含む攻撃陣を強化することが可能だ」と主張。カタールW杯での活躍により、ステップアップ移籍の可能性が高まったとの見解を示している。
プレミアリーグ初挑戦ながらも、リバプールやチェルシー相手に好パフォーマンスを発揮している三笘薫。森保ジャパンのチームメイトであるMF堂安律(SCフライブルク)やMF鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)もステップアップ移籍が噂される中、果たしてビッグクラブからオファーが届くことはあるのだろうか。