選手としてW杯ベスト8、監督としてベスト16を達成
セネガル代表はカタール・ワールドカップ(W杯)でA組2位となり、決勝トーナメント進出を決めた。初出場でベスト8入りした2002年の日韓W杯以来5大会ぶりの快挙に導いたアリウ・シセ監督の偉業が注目を集めている。
セネガルは現地時間11月29日にグループリーグ第3戦でエクアドル代表と対戦。先制し、1度は追いつかれる展開だったが、後半25分にDFカリドゥ・クリバリが決勝点を奪って2-1で勝利した。引き分けでも敗退という状況のなかで見事に白星を手にし、2位で決勝トーナメントへ駒を進めている。
今大会が3度目のW杯出場となるセネガルがベスト16に進むのは、初出場でベスト8まで勝ち上がった02年日韓W杯以来2回目。前回の18年ロシアW杯はフェアプレーポイントの差で日本代表にわずかに及ばず敗退していた。
チームを率いるのは46歳のシセ監督だ。現役時代にはセネガル代表としても活躍し、日韓W杯ではキャプテンを務めたレジェンド。15年から代表チームの監督を務め、4年前の雪辱を自らの手で果たした。そして今年1月から2月にかけて行われたアフリカ・ネーションズカップではチームを初優勝にも導いていた。
キャプテンとしてW杯ベスト8。監督としてアフリカ王者とW杯ベスト16を成し遂げた指揮官を、米スポーツ専門局「CBSスポーツ」のサッカー番組「CBSスポーツ・ゴラッソ」公式ツイッターは、「アリウ・シセこそが象徴だ」と称賛している。ファンからも「レジェンド」「偉大な監督だ。おめでとうセネガル」とその功績を称えるコメントが寄せられている。
20年ぶりにW杯の決勝トーナメントを戦うセネガル。その快進撃はどこまで続くだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)