ウェールズ代表のロブ・ページ監督がカタール・ワールドカップ(W杯)敗退もチームを誇った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
ウェールズは29日に行われたグループB最終節で、イングランド代表と対戦した。ここまで2試合を1分け1敗で終え、グループステージ突破のためには勝利が必須だったが、立ち上がりから押し込まれる苦しい状況に。前半こそ無失点で抑えたものの、後半に守備が崩れて3失点し、0-3で敗れた。
この結果、ウェールズは64年ぶりのW杯でグループステージ敗退が決定。未勝利で大会を去ることになったが、試合後のページ監督はチームへの誇りを強調し、全力を尽くした選手をひたすらに称えた。
「結果はとても残念だ。前半はとても良かったし、選手たちの努力は並外れたものだった。我々はボールを握ったときにもう少しうまくプレーできたかもしれないが、選手たちを悪く言うつもりはない。彼らは今日、すべてを出し切ったのだから」
「ネガティブなことは話したくない。この大会から去るのは残念だが、去るのであればこうした形が良い。チームの前半のパフォーマンスは素晴らしかった」
「ハーフタイム5分前に、ガレス・ベイルはハムストリングに違和感を覚えた。ジョー・アレンは久しぶりのフル出場で全力を尽くした。ベン・デイビスは負傷で退場せざるを得なかった。ここにいられるのはチーム全員の努力の賜物であり、大きな成果だ。私はこれ以上ないほど、彼らを誇りに思う」