ウェールズ代表のキャプテンを務めるFWガレス・ベイル(ロサンゼルスFC/アメリカ)が、同代表引退を否定した。29日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 FIFAワールドカップカタール2022・グループBの第3節(最終節)が29日に行われ、ウェールズ代表はイングランド代表と対戦。50分にFKから先制点を許すと、その後も2点を奪われ、0-3で敗れた。この結果、64年ぶりのW杯出場となったウェールズ代表は1分け2敗のグループ最下位で敗退となった。

 イングランド代表戦では先発出場をしたものの、ハムストリングの負傷により、ハーフタイムで交代となったベイル。今大会を最後にウェールズ代表を引退することも噂されていた同選手だが、試合後には「できる限り、求められる限り続けたいと思っている」と3月から行われるEURO2024に向けての予選でもプレーする意向であることを明かした。

「今は難しい瞬間だけど、再び歩み続ける。3月から予選がまた始まる。残念ながら、代表の試合からは離れなければならない期間が数カ月ある。(W杯には)もっと長くとどまりたかったが、3月からまた進むよ」

「僕たちはひどく失望している。もっといいプレーができたらよかったし、もっと素晴らしい大会に出来たらよかった。しかし、サッカーというのは難しく、このW杯のために予選で長い道のりを歩んできたことを認識する必要もあると思う。みんながっかりしているけど、ピッチで全力を尽くしたことには全員が頭を上げられると思う」

「もしかしたら、パフォーマンスや結果はよくなかったかもしれないけど、僕たちはみんなで力を合わせて団結した。ファンたちはいつものように信じられないほど素晴らしかったし、ここまで来られたことを誇りに思っている。これらの経験を賢く活用し、犯した過ちから学ばなければならない。3月に再開するEUROの予選では出場権を獲得できることを願っている」