ワールドカップデビュー戦でいきなりゴールをゲット

現在FIFAワールドカップ・カタール大会にポルトガル代表の一員として参加しているミランの23歳FWラファエル・レオン。さまざまなビッグクラブが移籍先として噂にあがっているが、本人はミランとの契約延長に前向きなようだ。
 
今大会のレオンは、グループステージ初戦のガーナ戦に77分から途中出場し、得意の形からチーム3ゴール目をゲットした。ポルトガル代表はこの試合を3-2で制し、続くウルグアイ戦も2-0でも勝利。すでに決勝トーナメント進出を決めている。
 
レオンは2019年夏からミランに在籍している選手で、左ウイングのレギュラーとしてプレイしている。今季はここまで公式戦20試合に出場し、7ゴール6アシストという成績を残すなど、若きエースとしてチームを牽引している。
 
しかし、ミランとレオンの契約は現状2024年6月までとなっている。彼を引き留めるため、もしくはフリーでの流出を避けるためにクラブは契約延長交渉を続けていたが、結局ワールドカップ前に合意に至ることはなかった。
 
このまま交渉が長引くとなればミラン関係者は気が気でないはずだが、レオン本人は契約延長に前向きなようで、カタールの地で、伊『Gazzetta dello Sport』にこのように明かしている。
 
「(ミランとの契約について)幸せだし、誇りに思っている。今はワールドカップに集中し、ミランに戻ったらすぐに話をするつもりだ」
 
「(契約延長について)代表チームに来る前にも(テクニカル・ディレクターのパオロ・)マルディーニとミーティングをしたけど、それはポジティブなものだった。ミラノに帰ったらしっかり話をしようと思う」
 
すでに決勝トーナメント進出を決めていることもあり、ポルトガル代表指揮官のフェルナンド・サントス監督が数日後の韓国戦でレオンをスタメン起用することも十分に考えられる。そこで活躍すれば、さらに多くのクラブが彼に注目するはずだが、今回の発言はミラン関係者の不安を多少軽減したことだろう。