現地11月30日、ドイツ代表のハンジ・フリック監督が公式会見に臨んだ。翌日に控えたカタール・ワールドカップの第3戦、運命のコスタリカ戦に向けてチーム状態の良さを強調した。
最終戦を前にしてグループEの最下位に沈むドイツ。第1戦で日本に大金星を献上したものの、続くスペイン戦では執念の1-1ドローに持ち込んで、決勝トーナメント進出に望みを繋げた。コスタリカ戦では勝利して3ポイントを上乗せしたうえで、裏カードであるスペインvs日本戦の結果を待つことになる。
スペインが初戦で7-0と圧倒したコスタリカが相手とあって、ドイツ・メディアからは「もし8得点以上を決めれば、もうひとつのカードの結果に関係なくラウンド・オブ16に到達できる。コスタリカから8得点を奪える?」との質問が飛び出した。これにはさすがのフリック監督も不快感を露わにし、次のように返答している。
「8得点を奪うなんて言いたくはないし、コスタリカに対して失礼な話だ。真剣勝負なのであって、明らかに敬意を欠いた考え方じゃないか。もちろん試合に勝つために準備をしているし、勝てると信じている。ただ、自分たちの力だけではどうしようもない。もう一方の試合結果によるからね。我々は全力を尽くして、吉報を待つだけだ」
チームの調子は上向きのようで、「日本戦よりは間違いなく良くなっているよ。強い闘争心を持てているし、ボール回しのところでも精度が上がっている。このプレッシャーを力に変えて勝利をもぎ取るまでだ」と豪語した。
グループEは全4チームにベスト16進出の可能性が残されている。首位・スペインが勝点4(得失点差+7)、2位・日本が勝点3(得失点差は±0)、3位・コスタリカが勝点3(得失点差は-6)、4位・ドイツが勝点1(得失点差は-1)。スペインvs日本戦、ドイツvsコスタリカ戦の2カードは日本時間金曜日の午前4時、同時キックオフで開催される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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