日本代表は現地12月1日、カタールワールドカップのグループステージ最終戦でスペイン代表と対戦する。この大一番を前に、『エル・パイス』紙のラディスラオ・ハビエル・モニーノ記者が、スペイン代表のレギュラーとしてプレーするダニ・オルモ(RBライプツィヒ)のインタビューを実施。日本の印象について訊いた。

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――日本の試合はご覧になりましたか?

「1戦目(ドイツ戦)は直後に、スペインの試合(コスタリカ戦)があったので見ていない。コスタリカ戦は、互角の展開を繰り広げる中で、アグレッシブに戦っていた。スペインも難しい試合を強いられるだろうけど、どの時間帯で先制点を奪うかがポイントになりそうだ。もちろん先制後も同じようにプレーし続けなければならない」
 
――日本代表には、あなたがプレーするブンデスリー選手がたくさんいます。

「うん、優秀な選手がたくさんいる。スペインではタケ・クボ(久保建英)がプレーしている。日本は非常にコンパクトなブロックを形成するチームで、ハードワークを惜しまず、90分間走り続ける。彼らは有利ではない状況に置かれている。スペイン戦の結果次第だ。僕たちはもちろん勝ちに行く。難しい試合になるだろうけど、いつも通り、同じメンタルで臨まなければならない」

――鎌田(大地)については?

「とてもいい選手だ。高いパスセンスの持ち主で、メディアプンタ(トップ下)のポジションで的確にボールをさばき、フィニッシュにも絡む」

――吉田(麻也)、伊藤(洋輝)、板倉(滉)といった同じくブンデスリーガでプレーしているディフェンダーについては、どんな印象を持っていますか?

「いずれも正確にボールを扱い、インテリジェンスにも長けている」

取材・文●ラディスラオ・ハビエル・モニーノ(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。

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