アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、レジェンドをついに超えることとなった。
カタール・ワールドカップ(W杯)に出場したことで、5大会連続5度目の出場を果たしたメッシ。過去4大会では、2014年のブラジル大会で準優勝を経験するなど、19試合に出場していた。
2006年のドイツ大会から出場を続ける中、カタールW杯でもグループステージの3試合全てに出場。この結果、通算出場試合数を「22」に伸ばした。
これまで、アルゼンチン人で最もW杯の試合でプレーしたのはレジェンドのディエゴ・マラドーナ氏。1982年から1994年までの4大会で達成しており、1986年のメキシコ大会では優勝を果たしていた。
メッシはマラドーナ氏の記録を更新し、歴代でも単独4位に浮上。最多は元ドイツ代表のローター・マテウス氏の「25」試合、2位は元ドイツ代表のミロスラフ・クローゼ氏の「24」試合、3位は元イタリア代表のパオロ・マルディーニ氏の「23」試合となる。
ラウンド16の試合もケガなどがなければ出場するであろうメッシはマルディーニ氏には並ぶことが濃厚。チームが準決勝まで駒を進め、全ての試合に出場すると、歴代最多の26試合出場を達成することとなる。
ちなみに、キャプテンとしても15試合に出場し、マラドーナ氏に「1」と迫っている状況。ゴール数もガブリエル・バティストゥータ氏の10ゴールがアルゼンチン代表としての最多であり、メッシは8ゴールという状況に。どちらも超えるチャンスを残している。
メッシはマラドーナ氏超えの記録達成についてコメント。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。
「ディエゴも喜んでいると思う。彼はいつもアルゼンチン代表に良いことが起こることを喜んでいたし、僕にも個人的に良いことがあった」
「彼はいつも近くにいて、愛情深い人だった」
「彼はベスト16に進出したこと、そしてピッチ上で起こった全てのことを喜んでいるだろう」