前田は後半17分までプレーして勝ち越しに貢献

 日本代表は現地時間12月1日、カタール・ワールドカップ(W杯)ベスト16入りを懸けてグループリーグ最終戦でスペイン代表と対戦。1点ビハインドで迎えた後半、MF堂安律(フライブルク)、MF田中碧(デュッセルドルフ)と立て続けにゴールを挙げて形勢逆転した。試合を中継する「ABEMA」で現地解説を務めるMF本田圭佑は、後半17分に交代した先発出場のFW前田大然に「前田さんよくやった」と称賛している。

 前半を最少1失点でしのいだ日本はハーフタイムに、MF久保建英(レアル・ソシエダ)に代えてMF堂安、DF長友佑都(FC東京)に代えてMF三笘薫(ブライトン)を投入。後半3分、FW前田大然(セルティック)のプレスから相手のミスを誘い、ボールを拾った堂安がペナルティーエリア内から左足を一閃。シュートは相手GKウナイ・シモンの手を弾いて、同点ゴールとなった。

 さらに後半6分にも三笘の折り返しを田中がゴール前で詰めた。一度は三笘の折り返しの前にボールがラインを割っていたと判定されたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、ボールがラインを完全に割っていなかったと判定され、得点が認められて日本が逆転した。

 1トップとして、自慢の韋駄天でプレスを仕掛けて流れを呼び込んだ前田は、後半17分にFW浅野拓磨(ボーフム)と交代。本田は「前田さんの守備がめっちゃハマってました。よくやった。(浅野)拓磨は走らなあかんよ」と、前田を労い、浅野にエールを送っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)