現地12月1日、日本代表はカタール・ワールドカップの第3戦をスペインと戦い、2-1の逆転勝ちを収めた。通算2勝1敗の勝点6でグループEを1位で突破し、2大会連続のベスト16進出は果たした。
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 この一戦を速報でレポートしたのが、スペイン全国紙『Marca』だ。ほぼフルメンバーで臨んだ母国代表のまさかの敗戦にショックを隠せないようだ。

「ラ・ロハ(スペイン代表)はスタートからリラックスし切った印象。モラタのヘッドで先制してからも日本は守備に徹する戦法を変えようとせず、ひたすら自陣深くに引き籠っていた。日本のラフプレーによって怪我人が増えることが危惧されたが、スペインは完璧なパスワークで試合運びが危なげない。

 ところが、どうだ。後半になると形勢は一気に逆転した。恐怖のサムライブルーたちは選手交代によって見事なリカバリーを遂げるのだ。堂安の信じられないミドルシュートで追いつかれ、怪しいジャッジだったとはいえ、逆転ゴールまで許してしまう。たったの3分間でだ! ルイス・エンリケが激怒したのも当然である。なぜ油断したのか! ディフェンス陣の愚かな対応で一気に窮地に立たされた。
 
 その後は信じられないくらい日本ペースになった。スペインはあいかわらずボール支配で圧倒したが、決定的なチャンスは得られないまま。コスタリカが勝利しなかったからよかったものの……まさに薄氷を踏むグループ突破となった」

 グループEを首位通過した日本は、ラウンド・オブ16でクロアチアと対戦する。現地12月6日、日本時間の24時キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部