森保一監督率いる日本代表は2日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ最終戦でスペイン代表に2-1と勝利。MF堂安律(SCフライブルク)とMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)のゴールでW杯優勝候補相手に再び金星をあげた。その一方で、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)の姿が話題を呼んでいる。

 日本代表は前半キックオフから防戦一方の展開となる中、前半11分にFWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)のヘディングシュートから先制ゴールを献上。その後も再三にわたりピンチを迎えたが、追加点を許さずに前半を終えた。

 森保一監督は後半キックオフからMF三笘薫(ブライトン)と堂安律を投入。すると48分、堂安律がペナルティエリア外で右サイドよりの位置から強烈なミドルシュートを放って同点ゴールを奪う。さらに51分には堂安律によるペナルティエリア右隅からのクロスをファーサイドで三笘薫が折り返し。ゴール前に走り込んだ田中碧が押し込む。一度はノーゴールと判定されたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定の末にゴールが認められた。

 その後日本代表はスペイン代表の猛攻に遭ったが、DF冨安健洋(アーセナル)やMF遠藤航(VfBシュツットガルト)らの投入が功を奏し、2-1と勝利。ドイツ代表につづき欧州強豪国を撃破した。

 そんな中、世界中のフットボールを対象に話題性豊かな出来事を取り上げるツイッターアカウント『Out Of Context Football』はスタンドから息子と一緒に戦況を見つめるイニエスタの姿を投稿。茫然自失なイニエスタに対して「日本代表勝ったぞ!」、「三笘薫の折り返しの判定に納得していないのか」といったコメントが寄せられている。