グループ最終節でコスタリカと対戦

 カタール・ワールドカップ(W杯)のグループリーグE組第3戦が現地時間12月1日に行われ。ドイツ代表がコスタリカに4-2で勝利した。日本代表がスペイン代表に2-1で勝利したため、この両チームは揃ってグループリーグ敗退となった。

 この試合はフランスのステファニー・フラパール主審が女性として初めて男子のW杯で主審を務める歴史的な一戦となった。副審のブラジルのネウザ・バックさん、メキシコのカレン・ディアスさんも含めピッチ上の審判が全員女性となるのもW杯史上初となる。

 決勝トーナメント進出のためには勝利が最低条件のドイツはMFジャマル・ムシアラが中心となり、流動的な攻撃で序盤からチャンスを作り出していく。すると前半10分、ムシアラのパスを受けた左サイドのDFダビド・ラウムのクロスをMFセルジュ・ニャブリが頭で合わせて幸先よく先制した。

 1点ビハインドで試合を折り返したコスタリカだったが、迎えた後半13分にDFケンダル・ワストンのシュートのリバウンドをMFイェルツィン・テヘダが押し込んで同点に追いついた。

 その後、シュートが3度もポストを叩くなどドイツがなかなか次の1点が奪えないのを尻目に、コスタリカが同25分に勝ち越し。セットプレーから最後はDFフアン・パブロ・バルガスが執念で押し込んだ。

 しかし、そのわずか3分後にドイツはFWカイ・ハフェルツが右足のシュートを決め、試合を再び振り出しに戻した。さらに同40分にもハフェルツが連続ゴール。ドイツがついに逆転した。

 ドイツは同44分にFWニクラス・フュルクルクがダメ押しゴール。激しい打ち合いとなった試合は4-2で終了した。

 ドイツは今大会初勝利でスペインと勝点4で並んだが、得失点差で及ばず3位フィニッシュ。第2戦で日本を下したコスタリカだが、勝点3の最下位でグループ敗退となった。(FOOTBALL ZONE編集部)