森保ジャパンは2日、FIFAワールドカップ・カタール大会のグループリーグ最終戦でスペイン代表に2-1と勝利。MF堂安律(SCフライブルク)とMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)のゴールもあり、ドイツ代表につづきW杯優勝候補相手に再び金星を挙げた。そんな日本代表は、スペイン戦でW杯の歴史を塗り替える記録を残したようだ。
豪州メディア『オプタ(Opta)』によると、日本代表はスペイン戦でのボール支配率が17.7%だったとのこと。W杯で勝利を挙げたチームとしては、支配率で史上最低記録を更新。先月23日のドイツ戦でも支配率26%で勝利したことにより注目を集めていたが、そのドイツ戦以上の衝撃を残したようだ。
日本代表は前半キックオフから防戦一方の展開となる中、前半11分にFWアルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)のヘディングシュートから先制ゴールを献上。その後も再三にわたりピンチを迎えたが、追加点を許さずに前半を終えた。
しかし48分に堂安律がペナルティエリア外で右サイドよりの位置から強烈なミドルシュートを放って同点ゴールを奪う。さらに51分には堂安律によるペナルティエリア右隅からのクロスをファーサイドでMF三笘薫(ブライトン)が折り返し。ゴール前に走り込んだ田中碧が押し込む。一度はノーゴールと判定されたものの、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定の末にゴールが認められた。
その後日本代表はスペイン代表の猛攻に遭ったが、DF冨安健洋(アーセナル)やMF遠藤航(VfBシュツットガルト)らの投入が功を奏し、2-1と勝利。ドイツ代表につづき欧州強豪国を撃破すると、グループE首位で決勝トーナメント進出を決めた。