ドイツが2大会連続でグループステージで姿を消した。現地時間12月1日、E組の第3戦でコスタリカと対戦。点を取り合うシーソーゲームを4-2と制したが、別会場で日本がスペインに勝利したことで、無念の敗退となった。

上写真=打ち合いの末に逆転勝利を収めたドイツだが、他会場の結果によりグループステージ敗退となった(写真◎Getty Images)

■2022年12月1日 カタールW杯E組(アル・ベイト)
コスタリカ 2-4 ドイツ
得点者:(コ)イェルツィン・テヘダ、オウンゴール
    (ド)セルジュ・ニャブリ、カイ・ハバーツ2、ニクラス・フュルクルク

ドイツは4発で意地見せる

 試合開始時点ではどちらのチームにもグループステージ突破の可能性が残されていた。試合は前半、ドイツが圧倒的に支配する。ダビド・ラウムとヨシュア・キミッヒの両サイドバックが高い位置を取り、ショートパスをつないで押し込んでいく。10分にはジャマル・ムシアラがボールを運び、左前方のスペースにスルーパス。抜け出したラウムのクロスにセルジュ・ニャブリが頭で合わせて先制に成功する。

 その後もドイツが試合を支配しハーフコートゲームのような様相を呈していたが、試合展開が一変したのは後半に入ってから。コスタリカが前半には見られなかった前線からのプレスを仕掛けると、58分にはカウンターからイェルツィン・テヘダが同点弾、70分にはオウンゴールを誘発するなど怒涛の逆転劇を見せる。

 しかし、決勝トーナメント進出のために負けられないドイツは73分に途中出場のカイ・ハバーツがすかさず同点ゴールを決め、85分にもニャブリのクロスに再びハバーツが抜け出して逆転に成功。89分にもニクラス・フュルクルクがレロイ・サネの折り返しを押し込み、シーソーゲームに決着をつけたのだが……。

 別会場で日本がスペインに勝利。ドイツは勝ち点4でスペインと並んだが、得失点差で無念の敗退となった。

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