現地12月1日、日本代表はカタール・ワールドカップ第3戦でスペインと戦い、2-1の逆転勝利を収めた。通算2勝1敗で勝点を6に伸ばし、グループEを堂々の首位通過。勝点4のスペインが2位抜けとなり、ドイツとコスタリカが予選落ちの憂き目に遭った。
日本にリードを許すなか、裏カードではコスタリカがドイツを逆転。このままだとスペインは3位に転落して敗退を余儀なくされたが、結果的にドイツがひっくり返して4-2で勝利した。試合後、スペインのルイス・エンリケ監督は「え? 我々は敗退しそうだったの? 自分たちのゲームに集中していたから知らなかったよ。もし知っていたら、心停止していたかもしれないね」と冗談めかした。
そして日本戦については、「フットボールとは不可解なものだよ。何が起こるか本当に分からないね」と話して、次のように続けた。
「1位突破を狙っていたし、今日も勝ちたかった。でも日本が我々を上回ったんだ。スタートはすこぶる良く、先制点を決め、まったく苦しむような場面もなく前半を終えた。それがハーフタイムを経て一変した。注意深く戦おうと選手たちにも話していたのに、キックオフからまもなくして崩壊してしまったね。決勝トーナメントには行けたけど、まったく祝う気にはなれないし、ハッピーではないよ」
51分に生まれた日本の2点目は、直前にボールがゴールラインを割っていたのではないかと物議を醸している。VARによるジャッジとはいえ、ボールが明らかにラインを越えている画像が拡散しており、しばらくは議論の的となりそうだ。
この点についても報道陣から質問されたL・エンリケ監督は「ああ、画像は見たよ。でもあれはフェイクだったんじゃないかな。ホンモノには見えなかった。何か加工されていたんじゃないか」と煙に巻いた。
グループEを首位突破した日本は、ベスト16でクロアチアと対戦。かたやスペインはモロッコとの対戦が決まっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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