現地時間12月1日、カタール・ワールドカップのグループステージ(E組)第3戦で、日本代表はスペイン代表と対戦した。
試合は、11分にスペインのアルバロ・モラタにヘディングシュートを叩き込まれ、先制点を奪われる厳しい展開となった日本。それでも後半、開始早々に堂安律が強烈なミドルシュートで同点ゴールを決めると、その3分後には、三笘薫の折り返しを田中碧が押し込み、あっという間に勝ち越し。強豪スペイン相手にそのまま逃げ切り、見事な逆転勝利。グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。
試合後、ドイツ戦に続き、貴重な同点弾を決めたレフティは「逆になんであそこでフリーになったのか分からないぐらい、フリーだったので。あそこでフリーにさせると堂安律は危ないぞと。相手が後半ふわっと入った雰囲気があったので、一発振るのはアリだと感じていたので、狙い通りでした」と自身のゴールを振り返った。
またスタジアムの電光掲示板には、同時刻に行なわれたドイツ対コスタリカの試合経過やグループステージの順位表が、試合が動くたびに表示され、目まぐるしく状況が変わっていった。しかし、堂安は勝利だけを目ざしていたと語る。
「同点じゃダメだというふうに思っていたので、1点取った後も喜びましたけど、ドイツ戦みたいに笑顔を見せるような雰囲気は出してなかった。チームとしてもう1点行くぞと示したつもりでしたし、その通りになって良かったです」
日本は、現地時間12月5日に決勝トーナメント1回戦で前回大会準優勝のクロアチアと対戦する。三度、欧州の強豪国を破り、史上初のベスト8進出を果たせるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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