森保一監督率いる日本は、カタール・ワールドカップで強敵スペインを倒し、グループ首位での決勝トーナメント進出を決めた。
12月1日のグループE最終節で、日本はスペインに2-1と勝利した。前半に先制を許したものの、後半立ち上がりに堂安律が同点弾をマーク。さらに3分後、三笘薫の折り返しを田中碧が押し込んで試合をひっくり返している。
イタリア紙『Gazzetta dello Spot』は、採点記事で日本を7点と評価(ドイツは5点)。ベストプレーヤーには、後半から出場してすぐに同点弾を挙げた堂安を選出し、試合唯一の7.5点をつけた。「完璧なサブの手本」と称賛している。同紙の採点と寸評は以下のとおりだ。
【GK】
権田修一 6.5点
「終盤にオルモをセーブ」
【DF】
板倉滉 6点
「最初は非常に悪かった。失点場面ではヨシダと理解し合えていなかった(そして反応が遅かった)。モラタに対して再び間違えるところも。だが、耐えた」
吉田麻也 7点
「34歳にして人生の一戦。守備の支えだった」
谷口彰悟 7点
「スペインのサイドはほとんど彼を抜けなかった」
【動画】ボールは出ていた? 物議を醸している田中碧の勝ち越し弾
【MF】
伊東純也 6.5点
「ネット外側を揺らしたシュートを放ち、右サイドでたくさんの守備」
守田英正 6.5点
「ボールを回すよりも奪取。貴重なクリア」
田中碧 7点
「豊富な走力とゴール。信じたのがよかった」
長友佑都 6点
「プッシュはしなかったが、持ちこたえた。45分まで」
鎌田大地 6点
「サイドだったが守備があった。シュートは1本ではね返された」
久保建英 6点
「彼がいる間、スペインはボールをつないだ。たくさん走っただけで、前半で交代。ベストを失った」
【FW】
前田大然 5.5点
「ボールを見ることがなかった1時間。CFとしてだが…守るCF」
【途中出場】
MF
堂安律 7.5点
「日本の試合を電子レンジに入れ(て温め直し)たのは彼だ。何もなかったところから、同点弾を決め、2-1とするプレーを見せた。完璧なサブの手本だ」
MF
三笘薫 7点
「試合を変えたもうひとりの選手。左サイドで素晴らしい攻め上がり、アサノに低いクロス」
FW
浅野拓磨 6点
「ゴールチャンスとなるボールだったが、滑りながら合わせてうまくいかず」
DF
冨安健洋 6.5点
「最後の30分に1点を守るために投入。任務を果たした」
MF
遠藤航 なし
【監督】
森保一 7点
「試合終了の笛が鳴ると、全員を集め、指揮官として話した。日本には魂がある」
構成●サッカーダイジェストWeb編集部