「『もう終わりでしょ?』って思ったら、まだなんか見せてくれる」と分析

 森保一監督率いる日本代表は、現地時間12月1日のカタール・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3節でスペイン代表と対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。グループ首位追加を決めた森保ジャパンの凄さについて元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が力説し、「今までの代表と比べたら、1つだけ違うところがある」と分析している。

 闘莉王氏のYouTubeチャンネル「闘莉王TV」最新回のテーマはスペイン戦。スペイン戦に先制されるも、後半3分にMF堂安律、同6分にMF田中碧のゴールで日本が2-1と逆転勝利を収めた。

 初戦のドイツ代表戦でも先制されながら2-1と逆転勝利。続くコスタリカ代表戦は0-1で惜敗したものの、負ければ敗退となるスペイン戦で勝負強さを発揮し、再びの逆転劇でグループ突破を果たした。

 闘莉王氏は「何がこのチームのストロングポイントかって言ったら、別に総力でもない。戦術でもない、今までやってきたことをそのまま出したわけでもない。でも1つだけ、今までの代表と比べたら、1つだけ違うところがある」と語り、「このチームは底力が凄い」と断言した。

「追い込まれた時、みんなが絶望的になった時の這い上がってくる力。最後の最後まで……まだなんかまだやってくれるんじゃないか。『もう終わりでしょ?』って思ったら、いやいや、まだなんか見せてくれる。底力が凄い。この2022年の代表、それが一番の魅力」

 追い込まれても逆転する力を見せた森保ジャパン。史上初のベスト8入りを目指し、16強でクロアチア代表と激突するなか、再び底力を見せつけるだろうか。(FOOTBALL ZONE編集部)