サッカー日本代表の決勝点のシーンを多くのファンが検証しているようだ。

【動画】角度によってこれほど変わる!日本の決勝点シーンを具体的に検証

日本は1日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループE最終節でスペイン代表と対戦した。

圧倒的守勢の中でアルバロ・モラタにゴールを許し、前半をビハインドで終えたものの、選手交代を含めてハーフタイム明け直後に攻勢に転じ、48分に堂安律のゴールで同点に。さらに、5分後には三笘薫がラインギリギリの位置から折り返したボールを田中碧が押し込んだ。

三笘のボールタッチの瞬間にボールがラインを割っていたか否か、非常に際どいシチュエーションだった。だが、VARによる確認の結果、ゴールが認められ、これが決勝点に。日本がドイツに続いてスペインも下す快挙を成し遂げ、グループ首位で決勝トーナメント進出を決めた。

今なお激論を巻き起こしているゴールシーンについて、アメリカ『CBS』は「判定は正しかった」と見解。プロフェッショナル・レフェリーを務めるクリスティーナ・ウンケル氏の「理解すべきはボールが球形であることです。角度は目を欺きます...」の言葉とともに、検証動画を紹介している。

部屋の境界線付近に置かれたボールは、斜めの角度から見ると、明らかにラインの向こう側にあるように見える。だが、近づいて真上から覗き込めば、今度ははっきりとラインにかかって見える。

見え方は異なるが、事実としてはライン上。横や斜めのアングルでは真実を見極められないことを示唆している。

これに基づき、複数のファンが同じように検証する動画を投稿。クリスティーナさんは「ボールや角度、見え方次第で単純ではないのだと、若い主審に示す良い例」と関心を寄せている。

ルール上はボールがライン上にわずかでもかかっていればインプレー。角度によってはボールアウトに感じることもあるが、三笘の懸命なプレーがテクノロジーによって正しく公平にジャッジされた好例と言えそうだ。

【動画】角度によってこれほど変わる!日本の決勝点シーンを具体的に検証