歴史的な大躍進に、大ベテランも興奮が収まらないようだ。

 日本代表は12月1日(日本時間2日)、カタール・ワールドカップの第3戦でスペイン代表と対戦し、2-1で勝利。初戦のドイツ撃破(○2-1)に続く強豪からの金星に長友佑都は胸を張っていた。

「強豪相手にも自分たちはやれるんだぞと。むしろ、強豪相手のほうが自分たちの強さを発揮できる。そういうメンタリティ、底力を示した」

 もっとも、第2戦ではコスタリカに0-1で敗戦。ドイツに勝利しただけに、よもやの黒星で批判もあった。苦境に立たされたが、スペイン戦で奮起したチームメイトを長友はこう絶賛した。

「とにかくみんな精神的に強い。コスタリカに負けて、3日間みなさんに批判されて、苦しい想いをしていましたけど、それでもリバウンドメンタリティを持って。みんなメンタルお化けなんで、本当に。全員、メンタルお化け。本当に若い選手も含めて、見ていて僕は誇らしかったし、日本サッカー、日本人の魂を発揮できたと思います」
 
 2010年の南アフリカ大会から、14年のブラジル大会、18年のロシア大会とワールドカップを経験してきた36歳の長友から見ても、森保ジャパンの強さはひと味違うようで、さらに言葉を続けた。

「こんな強い代表、ワールドカップで見たことありません。ドイツ、スペインという優勝候補と戦って勝っていますからね。(要因は)精神的な強さだと思います。これって、戦術や技術ももちろん大事なんですけど、ワールドカップは根性の勝負。国と国との闘い。向こうも死ぬ物狂いでくるし、そうやって戦ってくる相手に対しても怯まない。強い気持ちで臨むこのチームのみんなはメンタルお化けだなと」

「メンタルお化け」が揃う森保ジャパンは、果たしてどこまで快進撃を続けていくのか。次戦は、ラウンド・オブ16でクロアチアと対戦する。現地12月6日、日本時間の24時キックオフだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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