現地時間12月2日、カタール・ワールドカップ(W杯)のグループステージ第3戦で韓国代表とポルトガル代表が対戦。韓国が終盤の決勝弾で2-1と勝利を収めた。

 2連勝ですでにグループステージ突破を決めているH組首位のポルトガルと、1分1敗で3位につける韓国の一戦。3大会ぶりの決勝トーナメント進出へ向けて、韓国は勝利が絶対条件となる。

 ポルトガルは立ち上がりからテンポ良くパスを繋いで、韓国の前線からのプレスを回避し、ビルドアップ。そして5分に幸先よく先制点を奪う。

 自陣からのロングボールを右サイドで収めたディオゴ・ダロがドリブルでペナルティエリア右に進入。ゴール前に折り返すと、走り込んだリカルド・オルタが右足で合わせてネットに突き刺す。
 
 ビハインドを負った韓国も反撃に出る。17分、ショートコーナーの流れからソン・フンミンがクロスを供給。ゴール前での混戦からキム・ジンスがゴールに流し込む。しかし、これはオフサイドの判定で得点は認められず。

 それでも27分、左CKからペナルティエリア内でのこぼれ球をキム・ヨングォンが押し込み、貴重な同点ゴールを奪う。

 攻勢を強める相手に対し、韓国はコンパクトな守備ブロックを敷いて対応。守備陣の身体を張ったシュートブロックやGKキム・スンギュの好セーブもあり、1-1のタイスコアで前半を折り返す。

 後半の序盤はポルトガルが押し込んでいたが、韓国が速攻からチャンスを作る。21分にソン・フンミン、22分にファン・インボムと立て続けに放ったシュートには、GKディオゴ・コスタが立ちはだかる。

 好機を決めきれない時間が続いたが、90+1分についに韓国が逆転。鋭いカウンターからファン・ヒチャンが鮮烈な勝ち越しゴールを奪った。試合はこのまま終了。この結果、2-1で勝利した韓国が勝点と得失点差で並ぶウルグアイを総得点で上回り、2位で決勝トーナメント進出を決めた。なお、ポルトガルは首位でグループステージ突破を確定させた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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